一昨日、２０１８年度の医療費が４２．６兆円と過去最高を更新したと発表がありました。その中で７５歳未満の一人当たりの医療費が２２万２千円だったのに対し、７５歳以上の医療費は７５歳未満の４倍以上、９３万９千円だったと記されていました。厚生労働省は平均寿命が伸びる中、健康寿命を伸ばす試みとして「健康づくりのための身体活動指針」を策定、普及・促進をおこなっています。その一つが加齢に伴う生活機能低下（ロコモティブシンドローム）をきたすリスクの軽減です。運動習慣を持つことで、疾病予防の効果を高める期待もあります。
　９月３０日（月）から１０月４日（金）まで病院１階ホールにて実施した「第1回 ロコモ度チェック と In Body」も上記、厚生労働省の指針に沿った活動となります。
　・ロコモ度チェックは、「立つ」、「歩く」等といった移動機能の衰え具合をチェックします。
　・In Bodyは、「体成分分析装置」という機器を使用して体の成分である「体水分量」、「筋肉量」等を測定します。
　参加後は、当院の健康運動指導士よりチェックした内容をもとに日常生活の中での改善点を説明します。実際に参加された患者さんからは、「筋肉の衰え」、「水分不足」、「運動不足」等がわかったので、日常生活の中で気を付けたい。次回２回目の開催時に変化を確認したいとの感想を頂きました。今回は約３０名の方にご参加頂きました。ありがとうございました。
　ロコモ度チェックとIn Bodyは、１回５００円で両方に参加できます。第２回の開催は、来年２月を予定しています。開催時期が近くなりましたら、ホームページ内でお知らせ致します。ロコモ度チェックとIn Bodyは当院患者様以外も参加可能ですので、お気軽にお越しください。